太田市でおすすめの注文住宅メーカー7選をご紹介します！

太田市の住みやすさや住環境

これから太田市に家を建てる方が知っておきたいのが、太田市の住みやすさや住環境についてです。ここでは太田市がどのような地域であるか、そして住宅購入で気になる坪単価や費用相場などをご紹介するので、ぜひチェックしてみてください。

太田市とはどんなところ？

太田市は群馬県の東部に位置し、東は栃木県足利市、南は埼玉県熊谷市と隣接している地域です。全国有数の工業部としても知られており、東洋経済の「住みよさランキング」でも、県内上位に毎年ランクインするほど人気のある都市でもあります。

そんな太田市の人気の理由のひとつとして、交通利便性の高さが挙げられます。市内には東武伊勢崎線、東武小泉線、東武桐生線の3路線が乗り入れており、その中心となるのが太田駅ですが、太田駅から東武伊勢崎線の特急を利用すれば、浅草駅まで1時間半ほどでアクセスが可能です。

また北関東自動車道が通っており、西は前橋市、東は埼玉県へ行くこともできるので、隣接する各都市への移動も便利です。また長野や新潟方面などにも行きやすいので、旅行やちょっとしたお出かけにも悩むことはありません。

さらに太田市は子育て支援に力を入れており、ファミリー層に人気があります。例えば第3子以降の保育所・認定こども園の保育料の無料化、給食費の無償化や助成、さらに保護者が就労などで留守となってしまう家庭に向けた、放課後児童支援なども行っており、子育てしやすい地域となっています。

緑や自然も多く、子どもがのびのびと暮らせる環境でもあるので、子どもが生まれるタイミングや家を購入するタイミングで太田市への移住を検討する方も少なくありません。

太田市の坪単価や新築住宅の費用相場

太田市にマイホームを検討しているのなら、太田市の坪単価や新築住宅の費用相場は押さえておきたいポイントです。これらの費用を知っておくことで、ある程度予算を把握することができ、複数の住宅メーカーを比較する際にも役立つでしょう。

まず太田市の平均坪単価は、2023年時点において14万617円/坪となっています。駅ごとの坪単価平均を見てみると、太田駅が20万9,520円/坪、竜舞駅が16万881円/坪、細谷駅が10万7,946円/坪であり、利便性が高く、人気の太田駅周辺が太田市の平均を上回っています。

そして2022年度の住宅金融支援機構「フラット35利用者調査」によると、太田市のある群馬県の注文住宅の費用相場は、建築費用のみで3,317万円です。全国平均が3,715万円、首都圏の平均が4,015万円で敷地の面積はほぼ同じなので、家づくりのコストパフォーマンスが高いといえるでしょう。

もちろん依頼する住宅メーカーや建てる場所、住宅のグレードなどによっても金額は変わりますが、まずはこの金額を参考にして、家づくりの予算を検討してみてください。

家づくりや注文住宅メーカー選びのポイント

家づくりを成功させるためには、自分たちの希望を形にしてくれる住宅メーカーを見つけることが大切です。しかし多くの住宅メーカーがあるなかから、どのように住宅メーカーを選べばいいかわからないと感じている方もいるのではないでしょうか。

ここでは、そんな方のために住宅メーカー選びの際にチェックしたいポイントをご紹介します。

耐震性などの住宅性能

住宅メーカー選びでまずチェックしたいのが、耐震性や断熱性などの住宅性能です。性能は家の快適さや安全さにも関わる部分であり、工法や構造などによって異なるものでもあります。

そして性能の部分でとくに注目したいのが、耐震性、断熱性、気密性です。どの地域に住んでいても被害に遭ってしまう可能性がある地震については、日頃から備えておくことはもちろん、耐震性が高く安全で強い建物に住んでいることで、その安心感は大きく変わるでしょう。

耐震性を表す耐震等級には等級1～3があり、耐震等級3がもっとも高い基準をクリアしている家ということになります。そのため、これから家を建てるのであれば耐震等級にも注目して、家族が安心して暮らせる家づくりをしてくれる住宅メーカーを選ぶのがおすすめです。

また家の中の快適さに関わる性能として、断熱性と気密性があります。断熱は断熱材や家の構造などにより、外気の温度に関わらず室内の温度を保つために必要な性能であり、気密性は室内の快適な空気を外に逃さず、外の冷たい空気や熱い空気を室内に入れないために必要な性能です。

断熱性と気密性、どちらも高い基準で建てられている家は一年中快適で、室内の温度差がなくヒートショックなどの健康被害を防いでくれるというメリットがあります。さらに暖房の使用率を下げるため、電気代の節約にもなるというお得な家でもあり、家を建てるのならこれらの性能を意識している住宅メーカーに依頼するのがおすすめです。

保証の種類や保証期間

家は建てる前よりも建ててからの方が長く付き合っていくものであり、支払いも長期間に及ぶため、建築後も安心できるサポートや保証をしてくれる住宅メーカーを選ぶべきでしょう。保証の内容やその期間も重視して、自分たちが安心できる保証を行っている住宅メーカーを見つけてみてください。

基礎や柱などの構造部分や雨漏りに関して、法律で10年の保証期間を設けることを定めており、どの住宅メーカーに依頼しても、基本として付いている保証が住宅瑕疵担保責任保険による保証です。そして自社の性能を証明するために、また住む方の安心感を持続するために、この保証期間を20年、30年、60年などと長期的なものに設定している住宅メーカーもあります。

また構造部分や雨漏りへの保証以外に、地盤保証やシロアリ保証、そして住宅メーカー独自の設備機器保証などを設けているケースもあります。通常各設備はメーカーで1年程度の保証を設けていますが、1年以上経過した際に万が一故障などが起きた場合に住宅メーカーで修理対応などをしてくれるのが設備機器の保証です。

このように住宅メーカーごとの保証などもあるので、どのような保証があれば安心して任せられるのかを考えたうえで、住宅メーカー選びをしてみてください。

デザイン性やテイスト

家はその家族の個性を表す場所でもあるので、自分たちの好みのデザインやテイストを再現してくれるどうかも、住宅メーカー選びでは重要なポイントです。そしてそのような住宅メーカーを見つけるためには、まず自分たちが建てたい家を具体的にイメージして、家族で話し合っておくことが大切です。

たとえば「モダンな家にしたい」「ログハウス風の家にしたい」「和風のデザインを取り入れたい」など、大まかでもいいのでイメージを決めてください。すると自分たちの求めるデザインやテイストの家づくりが可能な住宅メーカーが、ある程度絞れてくるはずです。

大手のハウスメーカーの場合は、注文住宅でもある程度決まった規格やテイストのなかから好きなものを組み合わせる方法が採用されていることがほとんどなので、好みのデザインの家を提供しているかをチェックしてみましょう。工務店や設計事務所であれば、ある程度施主の希望を取り入れた、こだわりの家づくりを叶えてくれる可能性が高いです。

どのようなデザインやテイストの家を建ててきたのかは公式サイトなどに掲載されているので、ぜひチェックしながら自分たちにぴったりな住宅メーカーを探しましょう。

資金計画や土地探しなどの一貫対応

家づくりには、間取りを決めたり内装や外装を決めたりするだけではなく、長期的に続く支払いについて決めていくことや、自分たちの求める家づくりができる土地を探すことなど、やるべきことがたくさんあります。家づくりが初めてであれば、そのような工程もすべて初めて行う方がほとんどなので、負担を感じたり戸惑ってしまったりすることもあるでしょう。

そんなときにすぐに相談でき、頼れるパートナーとなるのが住宅メーカーです。ただし住宅メーカーでも対応している範囲はそれぞれなので、できるだけスムーズに進めていくためにも、すべての工程を一貫対応してくれる住宅メーカーを選びましょう。

なかでも無理なく支払っていくための資金計画や適切な土地探し、また住宅のプラン作成までを1人のスタッフが対応してくれる住宅メーカーはおすすめです。最初から最後まで担当してくれるということは、認識のズレが生じる可能性が低く、自分たちの希望や意思を理解したうえで進めてくれるからです。

工程ごとに担当者が代わってしまうと、途中で間違った内容が伝わってしまうことや、認識のズレが発生する状態になりやすいこともあるので、ぜひ住宅メーカー選びの際には関わる人にも注目してみてください。

スタッフの経験や提案力

住宅メーカーのスタッフは、顧客の予算や希望を聞き入れ、それらを加味した家を提案しています。スタッフの提案内容によってプランも大きく変わる可能性があるので、できるだけ経験があり、提案力に優れたスタッフがいる住宅メーカーを選ぶのがおすすめです。

提案力の高さというのは希望をそのまま形にするという単純なものではなく、希望を聞いたうえでより最適なプランや間取りがどのようなものかを一緒に考えてくれるということです。またプロの視点からできることとできないことをしっかりと伝え、的確なアドバイスができるのも提案力が高くないとできないことでしょう。

つまり提案力が低いスタッフが担当になってしまうと、思ったような家づくりができなかったり、スムーズに進められなくなってしまったりする可能性があるのです。だからこそ、できるだけ経験が豊富で、さまざまな家づくりに携わってきた提案力のあるスタッフがいる住宅メーカーが安心です。

提案力の有無は口コミなどを参考にしたり、実際に相談したりしてみないとわからない部分でもあるので、気になる住宅メーカーがあればまずは相談してみてはいかがでしょうか。

「家づくりや注文住宅メーカー選びで重視するポイントは何ですか？」WEBアンケートで調査！

ここまで、太田市での注文住宅づくりに関することを紹介してきましたが、実際に家づくりや注文住宅メーカー選びで多くの人が重視しているのはどんなポイントなのか気になりますよね。そこで、今回はWEBアンケートで調査を行いました。

第1位は「耐震性などの住宅性能」でした。長く安心して住み続けるためには、住まいには耐震性をしっかりと求める必要があります。住宅メーカー選びを行う際は、その点によく注意するようにしましょう。

優れた住宅メーカーなら、耐震性を高めるための工夫をしていたり、信頼できる技術を持っていたりします。気になる住宅メーカーが見つかったら、まずはそのメーカーがどういった形で耐震性を高めているのかを確認してみてください。

第2位は「保証の種類や保証期間」でした。保証も安心して暮らしていくためには欠かさずチェックしておきたいポイントのひとつです。どういった種類の保証が用意されており、期間はどのくらいに設定されているのかを必ず見ておきましょう。

せっかくよい内容の保証があったとしても、期間があまり長くないとなると少し不安です。そのため、何十年にもわたるような長期保証を用意しているメーカーを選ぶのが一番安心だといえるでしょう。

第3位は「デザイン性やテイスト」でした。性能や保証といったことも大事ですが、やはり見た目の部分も家づくりでは非常に重要になってきます。家族の気に入るデザイン性・テイストを持っているかどうか、住宅メーカー選びではその点もよく確認するようにしてみてください。

メーカーによって、得意とするデザインやテイストにはかなり違いがあります。おすすめなのは、幅広くさまざまなデザインに対応することが可能なメーカーです。その他、「資金計画や土地探し」「スタッフの経験や提案力」も同率でした。

注文住宅を建てる流れやかかる期間の目安

注文住宅を建てるためには多くのステップがあり、ある程度時間がかかるため、途中で不安になってしまう方もいるでしょう。そんな不安を感じないようにするために、ここでは家づくりの流れやかかる期間についてご紹介します。

希望条件の整理・予算の検討

家づくりでまず始めに行うのが、希望条件の整理と予算の検討です。建てる家のイメージや取り入れたい設備、間取りなどを家族で話し合い、どのような家にしたいのかを考えていきましょう。また条件の整理をする際には、住宅メーカーの施工事例や間取りの事例などを見て、理想に近いものをピックアップすると具体的に決めやすくなります。

そして予算は長期間支払いが続いていくことを念頭に置き、無理なく支払える金額がいくらなのかを考えて決定していきます。注文住宅には本体の工事費＋その他工事費＋諸費用が必要であり、土地がない方は土地の費用も含めなければなりません。予算の立て方がわからない場合は、住宅メーカーやライフプランナーなどに相談してみてもいいでしょう。

住宅メーカー選び・土地探し

予算やイメージがある程度決まってきたら、続いて住宅メーカー選びと土地探しを行っていきます。住宅メーカーには土地探しからサポートしてくれる会社もあるので、まずは住宅メーカーに相談してみるのがおすすめです。

住宅メーカーは、公式サイトを見たりモデルハウスに訪れたりしながら、好みのデザインや求めている性能を実現してくれる会社をいくつかピックアップして実際に相談してみましょう。はじめから1社に絞るのではなく、いくつかに相談したうえで相性なども踏まえて決めていくことが大切です。

間取りプラン・見積もりの提示

気になる住宅メーカーがいくつかに絞れたら、打ち合わせを行い、間取りプランや見積もりの作成を依頼しましょう。この段階でしっかりと要望を伝えていないと、実際に依頼する際に大きく増額してしまう可能性があるので、住宅メーカーが決まっていない段階でも、家への希望は具体的に伝えることが大切です。

依頼していた書類が揃ったらそのすべてに目を通し、自分たちのこだわりを実現してくれる可能性の高い住宅メーカーがどこなのかを考えます。打ち合わせの際のスタッフの対応や提案力なども考えて、最終的に依頼する住宅メーカーを決めましょう。ここまでのステップでかかる期間は、2～3か月程度が目安となっています。

工事請負契約・プランの決定

最終的に依頼する住宅メーカーが決まったら、住宅メーカーと工事請負契約を結びます。工事請負契約後は変更の契約による追加費用が発生しないよう、契約内容をしっかりと見て、希望の仕様や設備があるかどうかを確認しておきましょう。この時点で、建築費の最高10％の申込金（手付金）が必要なケースもあります。

工事請負契約の締結後はさらに詳細な打ち合わせを行い、最終的なプランの決定をしていきます。プランを決定するためには、「簡易的な地盤調査」「住宅ローンの仮審査の申し込み」「自治体への建築確認の申請」「住宅ローンの本審査」のステップが必要です。

間取りや設備、内装や外装などの細かな部分を決めていくのもこのステップになるので、打ち合わせを複数回行い、後悔のない決定をしていきましょう。工事請負契約とプランの決定には、3～4か月程度かかるのが一般的です。

着工～竣工・引き渡し

プランが確定したら、いよいよ新築工事が着工となります。工事前には近隣の方への挨拶や地鎮祭を行うケースもありますが、どのように行うのかは住宅メーカーと打ち合わせして確認しましょう。また工事中はときどき現場に足を運び、工事の邪魔にならない程度に進捗状況を確認するのがおすすめです。

建物が完成（竣工）したら、自治体による完了検査を受け、問題がなければ検査済証が発行されます。その後施主の立ち会いのもと引き渡しとなるので、その際に設備や内装、外装などの不具合がないかをしっかりとチェックしましょう。万が一不備などがあれば、その時点で指摘して修正してもらいます。

とくに問題がなければ、正式に引き渡しとなります。引き渡しは住宅ローンを組む金融機関で行うことが多く、金融機関の担当者と司法書士が同席して、住宅ローンの実行と残金の支払いが同時に行われます。続いて各種登記の手続きが行われ、設備機器の保証書など、家の関連書類を受け取ったら鍵が渡され、引き渡しは完了となります。

着工から引き渡しまでの期間は4か月～6か月程度です。最初の予算検討のステップから引き渡しまでは早くても9か月程度、長いと1年以上かかるので、その点も考慮しながら住宅メーカー選びや相談をしましょう。

太田市のハザードマップ

太田市をはじめ、群馬県は災害が比較的少ないといわれています。しかし、傾斜が急な地形が多いため、雨がたくさん降ったあとは土砂崩れや土石流、地すべりなどが起こりやすい地域です。とくに近年では、日本全体で地震や台風や線状降水帯によるゲリラ豪雨などの自然災害が頻発しており、注意が必要です。

ここでは、太田市のハザードマップについて解説します。地震・防災マップやため池、群馬県全体の洪水浸水想定など、太田市の特徴を踏まえて解説するので、住宅を建てる場所を決める際に参考にして下さい。

太田市防災マップ

防災マップの最新版は2019年に発行されたものです。各家庭に配られていますが、太田市の公式サイトでも見ることができます。太田市では、発生頻度は極めて低いものの、理論上起こり得る浸水区域が示されており、渡良瀬川や利根川、石田川や早川などの最大雨量や避難すべき水位が記されています。

また、地区ごとに分けられたハザードマップもあるので、自分が住む想定の地区を確認しましょう。避難所がどこになるのかも、あらかじめ確認しておくと安心です。また、太田市と隣接する市に近い場所に住む予定の人は、隣接地域の情報もチェックしておきましょう。

太田市の大きな河川の危険水位

太田市では、渡良瀬川と利根川が大きい河川ですが、利根川とつながる石田川と早川があります。さらに、石田川には4つの河川から水が流れてくるので、雨が続く場合は注意が必要です。4つの河川は、普段は水の流れが少ないものの、過去には3ｍ近くまで水位が上がったこともあります。

川の周辺には、定められた避難判断水位や氾濫危険水位などがあるので、テレビやラジオなどで川の水位を確認することが大切です。家を建てる予定の場所の近くの川がどこの山から流れてどこに合流するのか、把握しておきましょう。

太田市ため池ハザードマップ

太田市の北部には、ため池が18か所あります。太田市ではため池が氾濫した事例はまだありませんが、地震や雨によってため池があふれる被害が全国で起きているため、ため池に関する情報も知っておきましょう。とくに地震がおきたときは、決壊する事例が多く、兵庫南部地震では1,222か所も被害を受けたこともあります。

群馬県洪水浸水想定区域図

太田市に流れる利根川、渡良瀬川、早川は、国が管理している河川です。そのため、国土交通省が出している洪水浸水想定区域図も把握しておきましょう。川は、カーブしている場所や分岐点、低平地などは、とくに氾濫しやすい場所です。

太田市に流れる川がどこから流れるのか、自分の住まいが川のカーブの外側や分岐点に近くないか、よくチェックしましょう。

国・県管理河川の浸水継続時間

万が一浸水被害が起きた場合、浸水時間がどれだけ続くのかも把握しておきましょう。太田市内で国が管理している利根川、渡良瀬川、早川のほか、県が管理する石田川・蛇川は、浸水継続時間が記されています。

なかでも早川のカーブの外側に位置する堀口町あたりは、2週間近く継続浸水することが想定されています。

https://www.gunma-jkk.or.jp/uploads/2020/07/e0599b5f89ef89916f0d1a8026f8d06f.pdf
https://www.city.ota.gunma.jp/page/1692.htmlより出典

太田市で住宅関連に使える補助金や制度

住宅関連に使える補助金や助成金が導入されるのは、1年のうちの3か月～6か月程度であったり、先着50戸までと限定されていたりすることも多いです。そのため、2024年7月現在、新築住宅に対する大田市独自の補助金や助成金などの制度はほとんどありません。

ただし、時期によっては国が実施している補助金制度が利用できるケースもあるので、どんなときに利用できるのかを把握することも大切です。ここでは、群馬県内で実施される可能性の高い補助金や助成金などの制度について解説します。

子育てエコホーム支援事業

子育てエコホーム支援事業は、子育て世帯や若者夫婦世帯が新築住宅の建築や購入で補助金が支給される、2024年に国がはじめた制度です。新築なら最大1000,000円、リフォームでも最大600,000円支給されます。

子育て世帯とは、子供が令和5年4月1日時点で18歳以下であることで、若者世帯とは、令和5年4月1日時点でいずれかが39歳であること規定です。子育てエコホーム支援事業も、業者が申請してくれるので、自分で手続きする必要はありません。

ぐんまゼロ宣言住宅促進事業

群馬県の木材を使用して、環境にやさしい住宅を建てたときにもらえる助成金です。群馬県で取れた木材を3m2以上使用し、太陽光発電や家庭用燃料電池コージェネレーションシステムなど、エネルギーをつくるシステムを導入すると支給されます。

1ｍ2ごとに12,500円がもらえますが、グループで計画しなければいけないなど、要件が少し複雑なため、2022年はぐんまゼロ宣言住宅事業は低調で、予想の25％程度しか利用されませんでした。

しかし、群馬県産の木材の代表であるスギは、軽くて加工しやすいほか、調質性や断熱性にすぐれています。木のぬくもりを感じられてエネルギーを生成できる家は、心地がよくエコな暮らしにつながります。地球にやさしくお財布にもやさしい住宅を希望している人にはおすすめです。

住宅用再エネ機器導入報奨金

住宅用再エネ機器とは、太陽光発電システムや定置用リチウムイオン蓄電池システム、昼間沸上げ形家庭用ヒートポンプ給湯器などを導入すると、太田市で使えるデジタル金券が20,000円〜50,000円分が導入した機器分もらえます。

申請期間は、令和6年4月1日～令和7年3月31日までなので、それまでに太田市に住民票がある場合は、利用できます。

給湯省エネ2024事業

新築注文住宅を建てるとき、ヒートポンプ給湯器や電気ヒートポンプ・ガス瞬間式、家庭用燃料電池などを設置すると、50,000円〜180,000円ほどの補助金が支給されます。国が実施している制度で、申請や手続きは工務店やハウスメーカーが行ってくれるので自分で申請しなくて済みます。

以前は、太田市でも省エネルギー機器を導入することで補助金がもらえましたが、今は廃止されています。200件限定で太田市で使える金券20,000円分の支給がありました。地球に優しいのはもちろん、家計にも優しいので、導入するメリットは大きいです。

生ごみ処理槽等設置助成金交付事業

家庭から出る生ごみを減らすために、生ゴミを処理する機械やコンポスターなどの処理槽などを購入すると、購入金額の半額が戻ってきます。4️,000円が限度で、金額が少なめですが、生ごみ処理槽を導入すれば燃えるゴミのカサが減らせ、畑を行うための肥料たっぷりの土を生成できるので、エコにつながります。

ただし、生ごみ処理槽なら5,000円～30,000円程度で購入できますが、電気乾燥タイプの生ごみ処理機は、30,000円～180,000円と高いものもあり、電気タイプを選ぶとコストがかかる、水洗いをこまめにする必要のある製品もあるので、導入する前によくチェックしましょう。

合併処理浄化槽設置費

合併処理浄化槽とは、トイレやお風呂、台所などから出る生活排水を浄化できる装置です。自宅からの排水の汚れが10分の1ほどに抑えられるので、排水路や川が汚れにくくなります。

新規設置補助額は、123,000円〜211,000円のほか、浄化槽エコ補助が100,000円、下水道事業計画区域なら、さらに補助してもらえます。合併処理浄化槽は、本体費用が400,000万円〜1300,000円で、工事費が400,000円〜700,000円と高額です。

しかし、浄化槽は車1台程度の場所を取るため、家を建てるときに踏まえて考える必要があります。また、合併処理浄化槽は維持管理がとても重要です。臭いや水質の汚染などにつながるため、保守点検や清掃、法定検査などの管理を年に1回する必要があります。

定住促進奨励金・移住支援金事業

定住促進奨励金とは、市内外からの定住者を増やすために、奨励金を配布する制度です。夫妻が結婚後定住を誓約したとき、一組50,000円が支給されるほか、子どもが生まれるごとに50,000円プラスされて配布される場合もあります。

太田市では、移住支援金事業が実施されていて、東京圏から太田市に引っ越した場合に単身で600,000円、世帯なら1000,000円受給できます。ただし、定住期間などの規定があるので、よく注意事項を確認しましょう。

空き家（空き地）バンク制度

空き家・空き地バンクとは、空き家や空き地の情報を自治体が管理し、紹介してもらえる仕組みです。自治体の職員が相談に乗ってくれるので、空き家や空き地周辺に住む地元の人たちからも理解されやすいメリットがあります。

すでに空地になっている案件を狙えば、解体費用がかからないのでお得です。少しでも土地代を抑えて住宅を建てたい人はおすすめです。

https://www.gunma-jkk.or.jp/uploads/2020/07/e0599b5f89ef89916f0d1a8026f8d06f.pdf
https://www.city.ota.gunma.jp/page/1692.htmlより出典

太田市で理想の住まいを実現しよう！

これから家づくりを行うのなら、自分たちの理想を叶えてくれるような住宅メーカーを選ぶことが大切です。太田市内に対応している住宅メーカーは数多くありますが、まずは気になる住宅メーカーに資料請求や相談などをして、最適な住宅メーカーを見つけてください。

太田市は群馬県内でも交通利便性が高く、近隣の都市や県にも行きやすいため、家を建てるエリアとして人気があります。自然が多く、生活にも便利な太田市に理想のマイホームを建て、新しい生活をスタートさせましょう。