![注文住宅を建てるときの頭金の目安はどのくらい?](https://customhome-ota.info/wp-content/uploads/shutterstock_1630214929.jpg)
注文住宅を建てるときは、ほとんどの方が住宅ローンを利用するでしょう。月々の返済額を抑えるために頭金を用意して支払えますが、頭金はいくら必要なのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。この記事では、頭金に必要な金額の目安や、頭金ゼロで建てるときの注意点を詳しく紹介します。
頭金とは
頭金とは、ローンを利用して商品を購入する際に、ローン借入額を差し引いたお金のことをいいます。
たとえば、3,500万円の注文住宅に対し3,000万円の住宅ローンを組む場合、頭金して500万円を用意します。頭金は、多く支払えば支払うほど、月々のローン返済額を下げることが可能です。
また、ローン返済額が下げて借入期間を短縮すると、必要になる利息を減らせます。より多くの利息を減らしたいのならば、可能な限り頭金の金額を増やし、月々の返済額も増やすと良いでしょう。
同じ金額の注文住宅を建てる場合でも、頭金として支払う金額によって総支払額は大きく変わります。頭金は、工事請負契約の段階で支払うことが一般ですが、依頼するハウスメーカーによって違いがあるため、事前に確認しておくことをおすすめします。
頭金は大体いくら必要なのか
頭金はいくらぐらいに設定する人が多いのでしょうか。一般的に支払われている目安を見ていきましょう。
頭金は、住宅購入価格の20%までが目安です。たとえば、5,000万円の注文住宅を建てるならば、1,000万円程度の頭金を用意することになります。
ただし、注文住宅を建てるときには、住宅購入価格だけでなく、税金やさまざまな手数料がかかることも考慮しなくてはいけません。税金や手数料などの費用は、住宅購入価格の5%が目安ですので、頭金として住宅購入価格の25%程度を準備しておくと良いでしょう。
頭金の金額を決める際に注意するべきポイントを見ていきましょう。
追加の費用にも対応できるようにしておく
注文住宅を建て始めてからオプションを追加したり、仕様や素材をアップグレードしたりするケースも考えられます。その場合、住宅ローンの借入額を増やすことは難しいでしょう。
建設中に追加費用が発生した場合は、手元にある預貯金で対応することになるため、ある程度の費用は手元に残しておくことが重要です。
また、住宅を建てると、新しい家具や家電も必要になるでしょう。頭金の金額を決める際には、必要な家具や家電の購入金額も香料しておくと良いでしょう。
急な出費にも対応できるようにしておく
住宅購入の費用の他にも、急な出費が必要になることもあるでしょう。住宅ローン返済中に、車の購入費や子どもの教育費が必要になることも考えられます。さらに病気やケガなどで、収入が減ってしまう可能性もゼロではありません。
車の購入費や教育費が必要になることが想定されている場合は、頭金の金額を調整しておくことが重要です。
頭金ゼロでもいいってホント?頭金ゼロの注意点
昔の住宅ローンは、住宅購入金額の8割が融資可能額でした。そのため、残りの2割を頭金として用意できなければ、住宅ローンは組めませんでした。しかし、最近では、住宅ローンのプランが充実しているため、頭金ゼロでも注文住宅を購入することが可能です。
頭金ゼロでは月々の返済額が増えることになりますが、それでも問題ないのならば頭金ゼロで住宅ローンを組みましょう。勤務先や年収などにより審査が通れば、頭金ゼロ住宅ローンを組めるので、まとまった金額を用意しなくてもよいというメリットがあります。
初期費用なしで住宅を購入したい方にとってはメリットもありますが、いくつかの注意点があります。注意点を踏まえて、頭金ゼロで注文住宅を建てるのかどうか判断するようにしましょう。
借入金が増えて利息負担も増える
利息は、借入金にのみにかかります。借入金の割合が増えると、その分支払わなくてはいけない利息も増えます。そのため、合計で支払う利息の金額が高くなってしまうので注意が必要です。
10%でも頭金を用意できれば、数百万円分の利息をゼロにできるため、合計で支払う利息の負担を減らすことが可能になります。
諸費用は現金での支払いが必要
住宅を購入する際には、住宅購入費用に加えて、さまざまな諸費用の支払いが必要になります。不動産会社に支払う必要がある仲介手数料や住宅ローンの手数料、手付金や登記費用などが主な諸費用です。住宅ローンは住宅自体の費用を支払うローンなため、諸費用は住宅ローンに含められません。
また基本的に諸費用に支払いは現金での一括払いですので、完全に預貯金がゼロの状態では、住宅は購入できない可能性が高いでしょう。
まとめ
注文住宅を建てるときの頭金の目安について解説しました。頭金を用意する場合の目安は、住宅購入金額の20%程度です。頭金は、少ないと借入額が増え金利も高くなります。しかし、高くしすぎても月々の返済額が多くなり、急な出費に対応できなくなってしまうでしょう。また、頭金ゼロでも住宅は購入できますが、借入金が増え利息負担も増えるというデメリットがあります。頭金の金額を決める際は、ある程度の預貯金を残し、無理なく返済を続けられる金額に設定しましょう。
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まずは資金計画から
注文住宅を建てる場合、住宅ローンを借りることがほとんどです。フルローンで購入することも可能ではありますが、その分借入金や利息の返済額が増えるため注意が必要です。注文住宅を建てたいと思ったら、まずは資金計画を立てましょう。
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